【下町職人町工場めぐり】#6最終回「松山油脂」「浜野製作所」【NHKカルチャー講座】

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「下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~」をふとぎょろ受講しています。今回で六回目、最終回です。今回は「松山油脂」と「浜野製作所」へ行ってきました。

松山油脂株式会社

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松山油脂工場見学楽しみ~♪顔ふとめ

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外の四つタンクは、三種類の油脂と貯蓄用タンクとのこと。

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まずは、おしゃれなレストランかな?と思うぐらい素敵な部屋に案内されまして、松山油脂の成り立ちや見学するにあたっての注意事項の説明を受けました。

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そこには、松山油脂製品のテスターもあり、色々試してみることもできました。

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異物混入を防ぐため、工場見学前に紙帽子装着と、粘着シートコロコロで洋服の髪の毛などをとります。長い髪の人はまとめていくのが楽ですね。

私、うっかりガラス張りの通路から作業工程見学するのかしら~なんて思って来ちゃったけど、バリバリ絶賛製品作っているその横での見学でした。

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メインで親切丁寧に説明をしてくれました富川義夫さん

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おおおお、これが釜焚き製法の釜かぁ!この日は釜焚きをしていないのと、外の気温も高くなかったのですが、ほんのり温かい程度でした。冨川さんの説明ですと、夏場の釜場は40度超えることもあるそうです。

あと、塩を入れて不純物を沈殿される工程があるようで、その塩を入れる配分などはその時々で違い、見極めは職人のカンだそうで、それを判断できる職人は三人だけだそうです。ひょー、手間を惜しまず手仕事にこだわっている。

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富川さん、ザックザックと冷えて固まっている表面を削ります。

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中はまだ固まりきっておらず、ほんのり温かいです。

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これ、すべて固形石鹸になります。あ、でも、えーとたしか、下には不純物が溜まってそれは適切な処置で廃棄するのだそうです。

固形石鹸はピアノ線で切り分けていくそうですよ。

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工場の建物自体は昔しからのもので、屋根の年季も違います。あと、段差がとても多いですね。階段が多い。階段が多い旨は工場見学説明でも受けましたし、松山油脂HPの工場見学注意点でも書いてありましたね。私、舐めてかかってた…。ちゃんと心構えをしていくべきだった。あと、部屋によっては靴をスリッパに履き替えるところもあり、脱ぎ履きしやすい靴がベターです。

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こちらは液体石鹸充填室。説明は鹿島さんが。

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パネルを使っての説明も。ガラス張りの奥では、ポンプや詰め替え用パウチに液体石鹸を充填しています。ポンプの方は0,5秒間で次のポンプへと次々充填してしていくとか。え!?0,5秒!ポンプに充填していくのも職員の手作業です。

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こちらは、四角い容器に液体石鹸を充填する部屋。こちらは鈴木さんが説明を。「こちらでは、皆さんにフィルムを製品に被せる体験をしてもらいます。」と。え!?体験も?

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このフィルムを製品に被せるというだけですが、なんか緊張しちゃってオペをするような手つきで近づくふとめ。

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向きを正しく入れて

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参加者が被せたものを鈴木さんが機械に通します。そうすると、ピチーッと製品にフィルムが張り付くんです。

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こちらでは、サンプル製品などの個装袋詰めをしていました。五人の職員さんがそれぞれ担当の持ち場でテキパキと袋に詰めて、封して、段ボールに詰めていく。

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これは20グラム固形石鹸。ちっちゃくて可愛いと撮るふとめ。

いやー、一時間たっぷりと工場見学ができました。工場の中歩き回っていると、ちょっとRPGダンジョン攻略気分を味わっていました。

コロコロを使ったり、ポンプ充填の手作業、塩の配分、アナログな部分が多かったように思うけれども、人の手仕事で一つ一つ丁寧にテキパキとこなしていくと、無駄がでないように思った。職員さんたちの挨拶も見学者一人一人に気持ち良くしていて、挨拶って大事だなぁと思うのでした。

最後は松山油脂製品のお土産もありびっくり。大切に使います!

「とても間近での工場見学でしたけど、大丈夫なんですか?」といった質問に、富川さんが「工場見学をきっかけに私たちの製品を好きになってもらえたらいいなという気持ちでやっております。」と話していて、松山油脂が好かれる理由がここにもあるのかなぁなんて思いました。

株式会社浜野製作所

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浜野製作所ストロングポーズ!

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第六回続きました講座の大トリは浜野製作所!
まずは「Garage Sumida(ガレージスミダ)」へ

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看板横には木村さんがいました。

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木村さん日向ぼっこなうだっだようです。

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さて、ここから、浜野慶一劇場が始まりました。すみだ地場産業の実情を話しながら、浜野社長の波乱万丈な人生エピソード。先代が亡くなって二代目を継ぎ、二年後にはお母様も亡くし、その次には、親から受け継いだ工場が、隣の解体作業での貰い火で全焼し、その補償をするといった大手会社が補償期限の前日に倒産。大手会社倒産の張り紙を見た帰り、仮工場に残っていたその当時のたった一人の職人、金岡さんから言われた言葉「あなたと仕事したいからここに残っている。」これが経営理念「お客様・スタッフ・地域に感謝・貢献」に繋がっているそうです。それから、なんやかんやあり、なんやかんややってます。

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「今時の若者も捨てたもんじゃないな。」と、社会に貢献したいという若者をバックアップしているようです。結構有名な人の支援を浜野社長しているのですね。「すみだから世界へ」というテーマで海外の会社ともなんやかんやしているようです。

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講義の後は、工場見学も。

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全棟見せてくれました。ふとっぱら!職員さん達一人一人も元気に挨拶してくれました。

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最新から昔ながらの機械もズラリ。比較すると昔の機械の方が壊れにくいようです。昔の機械のメンテナンスは自分たちでしているとか。

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「けとばし」これは足で蹴って、型をつくるのかな?

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工場が全焼して、仮の機械も買えず、中古で買えたものが一台一万円のこの足で蹴る機械。これを二台買って、金岡さんと並んで仕事をしていたとのこと。

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浜野社長に「あなたと仕事したいからここに残っている。」といった金岡さんもいらして、写真ご一緒していただけました。金岡さん、いまは専務だそうです。
浜野製作所の皆さんはとても気さくで、元気に満ち溢れていました。

工場が全焼した時に、お客様もスタッフもそして、地域の皆さんも、見捨てずにずっと支えれくれた。地場産業がどんどんなくなっていく中で、「すみだ」を盛り上げるべく、浜野社長、いまもなんやかんや飛び回っているようです。

これにて、「下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~」半年間による受講すべて終えました。初回は残念ながら、参加できなかったのですが、二回目以降は体験レポ書くことができました。10月からもこの講座あります。体験レポが参考になれば幸いです。ぜひぜひこの機会にご参加くださいませ。

モノをつくっている人と会うと、そのモノ自体、それに関わるモノがもっと好きになると思うのです。それに「すみだ」という地域がもっと好きになると思います。好きが増えれば、生きることに彩りが足されていく。あなたの人生に彩りを。

(葛飾ふとめ)


NHKカルチャー講座「下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~」
10月スタート!開催日・お申込み等、詳しくはHPへ!

スミファ「素材×技術×人」つながる。
開催日 2018年11月17日(土)・18日(日) 入場無料

「浜野製作所」「松山油脂」「サンコー」「東北紙工業」その他、今年は22社が参加!この機会にぜひすみだに遊びに来てくださいませ~♪詳しくは「スミファ」サイトへ!

【下町職人工場めぐり】#5廣田硝子・アトリエ創藝館【NKHカルチャー講座】

下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~をふとぎょろ受講しています。第5回目の今回は錦糸町駅に集合して「廣田硝子」と「アトリエ創藝館」へ。

□廣田硝子株式会社□

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まずは、廣田硝子「すみだ和ガラス館」

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一階は廣田硝子直営店。セール品コーナーもあり、「あら!お得!」と砂時計などお土産を買う受講者もいました。

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三階は予約制で廣田達夫会長がいないと入れない、さながら「ガラス歴史資料館」!棚に綺麗に陳列されているものは、主に生活用品のガラスが多く、受講者からは「懐かしい~。」の声が何度もあがりました。
廣田達夫ガラスコレクションは、ガラスの蠅取りや枕、カルピスと印字されているグラス、アフターシェーブの瓶(これは中身が入っているものもあり、匂いを嗅がせてもらっている受講者もいました。)漆とガラスが合わさったものがあったり、小さなガラスの置物や、ガラスカタログを印刷する版などもありました。

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同じく三階に展示されていたもの。スターバックスと江戸切子のコラボグラスや、トーキョーサイダーとのコラボグラスが。浮き玉でなぜガラス製のものがあるかというと、網をあげる時に重さ軽減のため、ガラスを割っていたらしいです。シーグラスが多いのはそのせいもあるのかな?

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こちらも同じく三階展示。葛飾北斎の作品がデザインされた作品を展示。ひゃー!波裏がガラスにデザインされている~!

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四階は江戸切子工房。修学旅行生の体験学習をする場でもあるようです。不思議な機械が沢山あった。ガバッと口を開けた機械に食べられそうになるふとめ。

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「北斎漫画」に出てくる顔がデザインされているグラスも。あら、お洒落!

「すみだ和ガラス館」を後にして、次は「すみだ江戸切子館」へ。

□道すがら久米さんおすすめの錦糸町グルメ□

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地酒が楽しめる「坊々樹」

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錦糸町北口はエスニック料理屋が沢山あります~!あ、「トミイ」は純喫茶だ。ホットケーキが美味しいとのこと。
「バスモティ」「タイランド(本店とラーメンショップ二店舗)」「サティ」エスニック料理はしごが出来ちゃうエスニックストリート!あ、写真撮り忘れちゃったけど、下町バームクーヘン「乳糖製菓」にも寄りました。直営アウトレットショップとあり、下町バームクーヘンがお得に手に入ります。

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「蕎麦前 小まつ」扉ちっさ!ちょっと隠れ家チック!美味しいお蕎麦が食べられるそうです。人気店ですぐ満席になってしまうようです。久米さん作名店マップには「雰囲気も酒も蕎麦の旨さも申し分ない大人の店」

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「手前味噌ですが」と久米さんが案内したのは「久米繊維」

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ぎょろめちゃんその表情は?「こ、これが…一万円Tシャツの触り心地か…!!」という顔です。

□すみだ江戸切子館□

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引き続き、廣田会長が案内・解説を。

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江戸切子で難しい色は「黒」だそうです。あたりをつけるのが難しいとのこと。

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江戸切子のデザインと製造過程に道具一覧

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これが唯一、江戸時代から江戸切子が作られていたと証明できる資料だそうです。

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ああ、綺麗だなぁ。江戸切子で飲むお酒はより美味しく感じるんですよねぇ。

□アトリエ創藝館□

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いそいそと横切るふとめ。ふとめがマスクウーマンなのは、橘劇団で声援を送り過ぎてしまい、喉を保湿&休める為です。

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創藝館の看板が撮りたく、いそいそしていました。こちらで体験もしていたようですが、今、体験者が多く、受講者も「体験工房」のほうへ。

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「アトリエ創藝館 体験工房」

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中に入ると提灯が所狭しと飾ってある!あと、この匂い何だろう?墨汁?漆?スーンとくる匂いがしました。

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「アトリエ創藝館」大石智博さん

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「江戸文字に挑戦しましょう~!」と「籠字」に挑戦しました。

お客さんが多く入るようにという願掛けで、隅々まで太く、はらいは止めるなどなど受講者が書いた文字を大石さんがサラサラと「籠字」にしていきます。

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ぎょろめちゃん、塗りもしていました。

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左がふとめ「飯」、右はぎょろめ「瞳」

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「アトリエ創藝館」の皆さんと

大石さんが作った火消し札で売れたという芸人の話も聞きまして、ぎょろめちゃんと共に、「これは、大石さんに火消し札作ってもらうしかない!」と、願掛け見つけました。

ふとめレポ以上です~☆

【NHKカルチャー講座】下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~ 次回は、「松山油脂(マークスアンドウェブ)」と「浜野製作所(ガレージすみだ)」へ伺います。次回もお楽しみに♪

(葛飾ふとめ)

【下町職人町工場めぐり】#4東北紙業社・フットマーク【NHKカルチャー講座】

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【NHKカルチャー講座】下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~をふとぎょろ受講しています。四回目は「東北紙業社」・「フットマーク株式会社」へ。

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両国駅、「両国江戸NOREN」に集合。
まずは墨田区観光協会から、すみだ街歩きや、江戸NORENで販売しているすみだ土産のお話を聞きました。両国国技館で販売しているやきとりが、江戸NORENのすみだお土産売り場にも販売を始めたとのこと。国技館のやきとり美味しいのです。確か、一箱600円だったかと。気軽にお土産として買って行けますね♪

その後、立川を目指して、吉良邸跡や、街並みを見ながら歩きました。


◇東北紙業社◇

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あ、今回はぎょろめちゃんお仕事でお休みでしたので、ふとめのみ参加となりました。

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東北紙業社

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「東北紙業社」加藤清隆さん

「東北紙業社」では、紙を抜く工場とのこと。はて?「紙を抜く」とは?

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動画すぐに出来ちゃいましたね。カレンダーの台紙の型で、厚紙を抜きました。

等身大パネルだったり、丸く紙が抜かれているものだったり、真四角のもの以外、形がある紙、台紙は抜いて作っているということです。紙を抜く専門の「東北紙業社」

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福島の桃の枝で作った和紙で桃のパッケージを作っているところも見せてもらいました。
形、複雑でしょ?これを型で抜くのです。

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型の刃?を微調整しているところです。いや、くぼみかな?
結構、細かく丁寧に職人さんが教えてくれたのに、
ちょいとふとめの理解力が足りなかったんです。
金具でカッカッと調整していました。

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パッケージの折り目部分の調整ですね。

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これが、型かな。「紙は生き物、絶えず違う」というお話も。
一つ一つ確認・調整しながら、作業していました。

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貼っている姿がかっこいいなと思って撮っちゃいました。何をしているかはわかりません。

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これは、型の刃を曲げて、色んな型の刃にする道具だそうです。

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未来の四代目が、抜きが入った製品を一つ一つ説明してくれました。
切手風に抜いてあるチケットや、ジグソーパズル型のスポンジとか。

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これは武蔵野美術大学のポスターだそうで、
送りながら三角状にあるよう抜いていったとのこと。
三角部分の立ち上げが美大生がしたそうですよ。
こういう、細かな抜きもできるんですねぇ。

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年季が入った機械、どれもかっこいい!!

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ジグソーパズルが出来ている!へぇ!ジグソーパズルってこういう機械でできるのねぇ。

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奥に見えますモナリザのジグソーパズルは(左のかな?)日本で初めて作られたジグソーパズルで「東北紙業社」に依頼があって作ったものなんですって。おおお…!

「ジグソー」って「糸鋸」ってことなんですね!(え?常識?)昔は糸鋸で型を作っていたようですが、今はレーザーでジグソーパズルの型を作っているということです。

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真っ新なジグソーパズルをお土産に頂きました。宇宙飛行士訓練ができますね!

実際に紙を抜く機械が稼働しているところ見れましたし、
社長から職人さん、そして、未来の四代目も心置きなく沢山説明してくれて楽しかった♪

「東北紙業社」は秋に開催されます、
すみだファクトリーめぐり『スミファ』に参加しています。
イベント開催二日間20社ほどのすみだにある工場を見学できたり、ワークショップに参加できたりするのです!
ものづくりに工場見学、それに街歩きが好きな人にはたまらないイベントですよ~。ご興味ある方は『スミファ』サイトまで!

すみだファクトリー『スミファ-技術と出会おう-』
2018年17日(土)・18日(日)
URL:http://sumifa.jp/


◇フットマーク株式会社◇

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続いて「フットマーク株式会社」へ!

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皆さん、必ず小学校等で身に付けたことある“アレ”を開発したところです~。

素敵な本社にお邪魔してお話を伺いました。

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創業当時に使っていたミシンかしら!本社ロビーは「すみだ小さな博物館」にもなっていました。

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おお?おむつカバーに介護おむつカバー。「介護」という言葉を最初に商標登録したのは「フットマーク」だそうです。

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右の水泳バック懐かしい!左は今話題の商品では…!

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「フットマーク株式会社」磯部 成文会長

おしめをもって、まずはおむつカバーから始まった「フットマーク」の歴史を説明してくれました。

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「おむつからおつむ」へと、おむつカバーから水泳帽子開発のお話を。
水泳帽子、小学生の時とか被りましたよね!ちょっとふとめは頭きつかった記憶があります。

磯部会長は展示してる商品を必ず身に付けて説明してくれました。
開発や、それを学校指定にするまで営業体験が実としてこちらに伝わってきます。

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「1/1(いちぶんのいち)の視点から生み出す」

一人一人の要望に応える商品開発。
介護おむつカバーに介護エプロン、赤ちゃん水泳帽子、水泳ゴーグル…どんどん派生していく商品。

その派生から生まれたのはこちら。

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「フットマーク株式会社」三瓶 芳社長が持っています、いま大注目の「RAKUSACK®(ラクサック)

いま中学生の通学カバンは教科書など入れると総重量10kgになるんですって!

え!?お米10kgを家に買って帰るのも嫌で、宅配頼んじゃうのに!?
毎日10kg持っての通学は辛いわぁ。話聞いただけで肩がこっちゃう。

どうやったら、重たい荷物を軽く体感できるのか細かく設計されていまして。
あと得意の(?)撥水カバーがカバンに収納済み!突然の雨でも荷物が濡れない!

で、このラクサックを小さくした新型を、只今開発中とのこと!あら、それは欲しい!いまのラクサックはちょっと大きすぎていると思ったの!小さい新型の開発は、これも「1/1の声」ということで、女性保険外交員さんの声を受けてとのことでした。

ラクサック新型楽しみです!(カラー展開に一つ派手な色、入らないかなぁ…。声を届けてみようかな!)

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お話の最後の方で、会長がおもむろにジャケットを脱いで、ベスト姿になったと思ったら、これも「フットマーク」の商品なのですね!「うきうきシャツエプロン」のベスト型ですね。あ、このベスト型とっても素材がいい話をしてくれましたのに、素材を失念…。高級感あって、食べこぼしても大丈夫なエプロンとは思えません。

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社長もおもむろにショールを身に付けたと思ったら、これも新商品。「うきうきシャツエプロン」から派生しましたショール型なんですね。これから市場に出るとのことでした。

「1/1の声」を大事にして、商品を作っていく。これって簡単なようで難しいと思うのです。
社長が、受講者の「カンボジアに工場を決めたのはなぜ?」という質問に「人が良かったんですよねぇ。」と答えていたのが印象に残りました。お金も大事だけれども、「人」をちゃんと見て、「一人の声」に応えていくってこれから先もとても大事なことだと改めて思うのでした。

【NHKカルチャー講座】下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~次回は「アトリエ創藝館」と「廣田硝子」へ伺います。次回もお楽しみ~☆


○ふとめの寄り道○

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Le Coeur bakery&cafe

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CHILL OUT COFFEE &…RECORDS

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MERIKOTIで売っていたLOQIのお相撲さん柄エコバック
お土産の真っ白なジグソーパズルが大き目だったので、柄も可愛いし買っちゃいました♪

 

(葛飾ふとめ)

すみだクリエイターズクラブTシャツ展へ〜ふとめである事を少し後悔した日〜

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すみだクリエイターズクラブTシャツ展」へ行ってきました。

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すみだを拠点に活躍するコミュニティ型クリエイター集団「すみだクリエイターズクラブ」そこのクリエイター各々がデザインしたTシャツを展示販売。

コーヒー豆染めとか、コピーライターの一文がプリントされているものとか、どれもこれも素敵なデザインばかり!

特に、ふとめが、これは…!!となったものは、角田晴美さんが久米繊維Tシャツにライブペインティングしたもの。

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え…!?角田晴美がライブペイントで一枚一枚、「音」をイメージして描いた一点ものデザインに、久米繊維の白Tシャツ…!!だって…!?買いたい!

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と、サイズを見たところ、すべて「M」サイズ

…(゚ω゚)

会場スタッフさんにも、在庫など見てもらいましたが、すべて「M」サイズ展開ということで…。

スタッフさんが「着てみるだけでも」と言ってくださったんですが、
…ふとめ、久米繊維Tシャツ「L」サイズが限界なんです。もっと言えば「XL」がいいです。

メンズの「M」サイズということなので、小柄な女性だとそれはそれで大きい?かしら。でも、下にレギンスやスキニーパンツと合わせたらクールなんじゃないでしょうか。

…ああ、ふとめであることをちょっぴり後悔した日でした。

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ふとめが意気消沈している時に、山本亨墨田区長が「すみだクリエイターズクラブTシャツ展」に!区長に写真をお願いしたところ「いいよ!」と快く受けてくださり、「すみだクリエイターズクラブ」の降旗剛さんと、一緒に記念写真を撮りました。山本区長ありがとうございます!

会場には、Tシャツ以外にも、

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すみのわ』商品や、

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金魚すくいのブローチなどなどありました。

『メリヤス』生産発祥の地「すみだ」を紹介するコーナーもありました。(小倉メリヤス製造所ものづくりシェアファクトリー「nuuiee」のフライヤーがありましたよ。先日NHKカルチャー講座でお邪魔した時の記事はこちら

「すみだクリエイターズクラブTシャツ展」は6月27日水曜日まで。

今度の水曜日まですぐですが、東京スカイツリーソラマチ5階「産業観光プラザ すみだまち処」へお越しの際は、是非行ってみてくださいませー!

 

(葛飾ふとめ)


 

すみだクリエイターズクラブ主催「すみだクリエイターズクラブTシャツ展」
日時:2018年6月22日(金)~6月27日(水)10:00-19:00
入場:無料
会場:東京スカイツリータウン・ソラマチ5F「産業観光プラザ すみだまち処」
イベント詳細URL

【下町職人町工場めぐり】#3小倉メリヤス[nuuiee]・サンコー[co-lab]【NHKカルチャー講座】

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【NHKカルチャー講座】下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~をふとぎょろ受講しています。三回目は「小倉メリヤス(衣料シェアファクトリーnuuiee)・サンコー(印刷シェアファクトリーco-lab)」へ。その二社へ向かう道中、北斎通り近辺にあります美味しいお店や、注目の雑貨。あと、今講座の講師久米さんが子どもの頃遊んだ路地などを見て回りました。

ぎょろめちゃんが参加者の皆さんと聞いている写真のお店は「MERIKOTI」。メリヤス素材で出来た草履が有名です。その他にも、靴下やネックウォーマーなど、ふとめも愛用しています。参加者の皆さんに説明をしているのは「オレンジトーキョー株式会社」代表取締役 小高集 さんです。

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すみだ北斎美術館」前には、葛飾北斎「冨嶽三十六景」『凱風快晴』(通称:赤富士)のタイル絵が(いつの間に!?)

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YKK農園の珈琲豆100%使用したコーヒーが飲める「CafeBonfino」本通りより路地入ったところに、こういうカフェがあるなんて!他にもレストランもありましたなぁ。今度、行ってみようと思うのです。

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ここは、久米繊維創設の地だそうです。別の建物がありましたので、建物の角を。この近辺の路地で、子どもの頃久米さんは野球などして遊んでいたそうです。(路地で野球?どう遊んだんだろう)

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久米繊維創設の地からほど近いところに「小倉メリヤス」がありました。

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熊みたいな社長がお出迎え。このTシャツの顔ままです。

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株式会社小倉メリヤス製造所」代表取締役 小倉大典 さんが、まずスライドで、メリヤスとは?や国内衣服自給率の低さ(3%以下なんですって!)という、メリヤス製品、業界の話から、《ものつくりシェアファクトリー》「nuuiee」を作るきっかけ、それに至る小倉さんの半生をお話してくださいました。

お話を聞いた後は、「nuuiee」で実際に借りることができる機械の紹介や実演を見学いたしました。

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なんと、まー、様々が機械があるのですね、綿素材に画像プリントできるもの、データ入力すればオートメーションに刺繍できちゃうもの、アクリルなどを彫ったり、カットできる機械。

 

 

 

 

読み込むデータは、イラストレーションのみのもあるのですが、スマートフォンの写真画像でもプリントできるものもあり、データ入力すれば、後は機械がやってくれるというものがズラリと。

大きさは自家用プリンター並みのものもあって、機械の小型化、ここまで来てるのね。とはいえ、機械その物のお値段は中々にするようです。各機械、初回90分3000円の講習を受けた後は、個人でレンタルして使うことができるようです。

そして最近では、スマホアプリの普及で、ハンドメイド製品を個人で売り買いできることができるようになり、機械をシェアできる場所。それに製品の撮影、Wi-Fiが使えるのでその場でアプリに投稿もできてしまう、そんな場所を提供しようと、《ものつくりシェアファクトリー》「nuuiee」を作ったのだとか。

時代のニーズにドンピシャじゃないですか!!

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素材の見本表もあって、あれこれ悩むのも楽しそう!

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「nuuiee」小倉店長が一つ一つ丁寧に機械や出来る製品の紹介をしてくださいました。

ふとぎょろグッズの夢が広がるわ♪♪♪ふとぎょろグッズ計画実行の際は「nuuiee」を利用して、体験レポを更新したいですね。あれも、これも作ってみたい!ポーチとか、エコバックとか、湯呑みとかいいなぁ、ふとぎょろグッズ作りたい!ボタンもかっこよかったなぁ。

続きまして、「サンコー」へ!

「株式会社サンコー」は、「葛飾ふとめ・ぎょろめの輪TV」第3弾でお世話になったり、何度か訪れている先です。

「葛飾ふとめ・ぎょろめの輪TV」第3弾はこちら

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株式会社サンコー」代表取締役 有薗悦克 さん

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有薗さんからは、オフセット印刷の色の仕組みや、活版印刷の話などを。

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ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの四色を重ねることによって、色がのっていく様子がわかります。

説明を三階「co-lab」で受け

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二階の型作りの話を聞き、

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一階では実際に印刷する様子を見学しました。

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一階の印刷機械見学は初めてで、へー!ほー!と興味津々。機械化が進んでいるとはいえ、データ補正や、仕上がりの色味など、人間の眼、感覚で細かなチェックをして、微調整をし、最高の一枚に仕上げていく職人魂もお聞きすることができました。

今回の講座はここまで!

職人魂は燃やしつつ、時代のニーズに合ったものを提供していく。すみだに生きる人のタフネスを垣間見たように思います。

次回は「東北紙業社」「フットマーク」に伺う予定です!次回の更新もお楽しみに♪

 

(葛飾ふとめ)

【下町職人町工場めぐり】#2片岡屏風店・向島料亭街と職人街【NHKカルチャー講座】

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NHKカルチャー講座「下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~」ふとぎょろ受講しています♪今回、二回目は「片岡屏風店・向島料亭街と職人街」へ行ってきました☆初回は、ふとめ・ぎょろめとも予定ありまして、ふとめの両親が参加しました。初回は「ヒロカワ製靴セイコーミュージアム」でしたよ。

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にょきにょきしている棒はGTS観光アートライン環境アート作品の一つですね。【H:おぼろげ】

今回は、とうきょうスカイツリー駅集合。受講者が集まる間、講師の久米繊維会長・久米信行さんによる「東京スカイツリーができるまで」や「東京タワーとの違い」のお話もとても面白かったです。

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片岡屏風店」三代目・片岡恭一さん

まず訪れたのは、とうきょうスカイツリー駅からすぐのところにあります「片岡屏風店」へ。都内唯一の屏風専門店です。以前、「葛飾ふとめ・ぎょろめの輪になって北斎!」などでもお世話になりました。(その時の学芸人記事はこちら

すみだで屏風を見かけたら、大体片岡さんの名前が出てきます。

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片岡さんによる屏風の仕組みや、歴史、屏風専門店とはどういったものかといったお話を伺いました。

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先日、東京ソラマチ®5階・スペース634で「あしたのジョー展」を開催されました。それに合わせて、東京ソラマチ®5階にあります「すみだまち処」で、あしたのジョーとコラボレーションした展示があり、そこで展示されていた「あしたのジョー」屏風を特別に見せて頂きました!

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わーい!写真撮れたー!展示に行けていなかったので、実物見れただけでも感激でしたのに!やったー!

印刷技術の向上や、あしたのジョーやすみだ水族館とのコラボの話などなど沢山お話伺えました♪

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葛飾ふとめ・ぎょろめの輪TV」第三弾は「すみだ3M運動」をテーマにした回でしたね。その際も片岡屏風店にはお世話になりました。

その模様はこちらの動画にてご覧くださいませ。

次は、「向島料亭街と職人街」へと向かいます。道中、有名な和菓子屋さんや料亭、久米さんおすすめのお蕎麦屋さんなどの前を通ります。和菓子は「長命寺桜もち」や「言問団子」など。

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言問団子」は、この日お休みでした。

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下町向島の花街にある老舗名門料亭「櫻茶ヤ

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江戸蕎麦 僖蕎

名店 暗闇坂宮下麻布 板長が開店したお蕎麦屋さん

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創作和食と蕎麦のコース料理が美味しいと久米さん。ランチ、リーズナブルなお値段ですわ。

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随分と年季が入ったものが。

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ふとめ、お昼ばっちり食べたのですが、美味しそうな和菓子や、お蕎麦屋さんを見てお腹が空いてきちゃいました。

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向島めうがや

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慶応3年(1867年)創業の足袋専門店

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既製品の取り扱いももちろん、足の形を測って自分の足にぴったり合うように足袋を仕立ててくれる、御誂えの足袋注文も受けているようです。

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塚田工房」に到着!

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「塚田工房」六代目・塚田進さん

290年の歴史ある「江戸木目込人形」のお話をたっぷりと

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このフクロウは修学旅行生向けのワークショップに使われるものだそうで、これにちりめんを着せるのだとか。作業時間は大体二時間だそうです。

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雛人形等に使う江戸ちりめん。柄の一部を使うようですよ。こういった色合いは最近のものでは中々ないようで、探すのが大変だとか。

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一つ一つ着せていくんですね。

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「塚田工房」は小さな博物館でもあります。江戸木目込人形に使う道具や、型の材料(おかくずや、くずもちの元になるしょうふのり)の展示

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塚田さんのお祖父さん(四代目)の作品展示もあります。

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「塚田工房」では一年かけて人形をつくる講習も行っていて、頭も一から自分で作れるとのこと。

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すみだモダン」にも認証された、力士ペーパーウエイトの着せる前の状態ですね。

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着せたものがこちら。

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花柄の部分が木目込で出来ています。

伝統工芸をどう残していくのか。最近、人形だけでは売れなくなってきており、何かの機能をつけるアイデアを日々考えていると話しておりました。

今回の講座はここまで!

次回は「小倉メリヤス(衣料シェアファクトリーnuuiee)・サンコー(印刷シェアファクトリーco-lab)」へ行く予定です!次回も楽しみ!

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時間ある人は「カド」へ行きましょうとアフタートークへ。

「カド」は花柳界の社交場として長年親しまれている喫茶店。活性生ジュースと自家製くるみパン。

以前、「カド」には、fmgワークスタジオのみんなと一緒に冷泉さんに連れて行ってもらったことがあり。冷泉さんおすすめはコロッケサンド。

この日、ふとめはコロッケサンドに。ぎょろめちゃんは、店のオススメ・なすとモッチァレラサンドを。ご一緒した参加者さんはトマトクリームチーズを注文。それぞれシェアしました。どれも美味しかったなぁ♪

二代目マスターの生き字引花柳界トークは「へぇ~!ほぉ~!」の連発。活性生ジュースは、二日酔いに効くらしく、芸妓さんの必須ドリンクなんだとか。

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向島には、まだまだ気にあるカフェや甘味処が。「あんみつの深緑堂」もその一つ。ゴールデンウィーク明けのお休みでこの日は閉まっていました。日を改めて向島散策をしようと思います♪

生まれも育ちもすみだである久米さんの豊富な知識とネットワーク。それをそこかしこで面白エピソードを交えてお話してくれるので、二時間楽しく、そして、すみだをたっぷり堪能できます。

NHKカルチャー講座「下町職人町工場めぐり~地元経営者と名人に会いに行く~」NHKカルチャー講座への入会が必要であったりしますが、途中受講も可能のようです。この機会に、すみだ工場巡りをして、すみだの魅力にどっぷり浸かりませんか?おすすめです!

 

(葛飾ふとめ)