しるし

「平成最後」の言葉で溢れる耳もと。
節目を特別に演出する雰囲気に、うんざりする毎日。いや、今この瞬間が、どれ程幸せなのかと気付かぬ事も多いこの頃としておこうか。

去年、「ボヘミアン・ラプソディー」という映画に出逢いまして。もちろん、爆発的人気のゆえに観た方も多いかと思います。

単純に「熱量」にやられたわけです。
そして俳優陣の表情や身なり、そして弾き方まで。
リアリティーが心を支配していきました。
本人が降りてきたかのような錯覚すらした。

そして改めてクイーンの楽曲は、中毒性満載で。
何度聴いてもいい。頭からも心からも離れない。
音楽が理屈なんかを越えて、平気で感情に伝わってくる。それも当然といえば当然なのかもしれない。
それに加え、フレディやバンドの生い立ちも細かく描かれており、どっぷり映画に盲目となっていった。僕は合計、2回観た。
僕の周りには3、4回観た方達もいる。
その気持ちがよく分かる。
正直、映画を観た感覚よりも、映画を体験した感覚の方が強い。とにかく感無量だったわけです。

興奮が冷めないうちに感覚を形にしたい。
その方法に、「大好きな服に付ける」ことを選んでみました。

1131

昔から好きなんです。
自分の服に好きな人やモノを付けたりするの。
その人がいなくなっても、言葉や想いは僕の中で生き続けていて。それを背負って、時にはそれに甘えたりして、今を大切に生きる。
いやぁ、いまこの瞬間が幸せだな。

(谷裕介)