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冷泉さんからの本

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時折、冷泉さんは読み終わった本をワークスタジオメンバーに放出していました。

「適当に持っていって」というのもあれば、「これは〇〇に」と個別で本をくれることも。

ある時、冷泉さんから渡された本が大櫛ツチエ著「70年目の恋文」召集され戦死した夫へと宛てた妻の手紙。

「あなた」と夫を慈しむ妻の愛が綴られている。

なぜ、これを。と、本を個別にくれた時に、別段冷泉さんに問うことなく、読んで解釈しようとしたが。

なぜ?と問うても良かったなと、今更後悔をする。

冷泉さんは『きっかけ』を与えてくれる人だった。その『きっかけ』を得て、さて、次に自分自身がどうするのか。

結局のところ、心を解そうと自分で思い、行動しなければならないのだ。

星型付箋の「川崎」という冷泉さんの字。私の名字の漢字は違うのだけれども、ま、いっか「川崎」で。

この付箋は捨てられずにいる。

 

(かわさきみえこ)