エントリー - kinema

第12回 『倫敦から来た男』

前々から気になっていたがやっと観た。今どきなかなか観ることがない傑作だ。 ハンガリーの鬼才タラ・ベールは徹底的に説明を拒否する。 モノクロームの光と影。金をめぐる殺人事件だがその全容は最後の最後まで分からない。 監督はわ […]

第11回 『クイーン』/『紐育の天使』

前々から気になっていたヘレン・ミレン主演の「クイーン」を見た。 面白かった。 ダイアナ妃の死という生々しい時間軸の渦中のドラマだが見終わった後の味わいは意外にさっぱり。 王室ものというしばりの距離の取り方が製作側が絶妙な […]

第10回 『カレーライスを一から作る』

心に深い示唆を与えてくれる映画に出会った。 「カレーライスを一から作る」。 文字通り米からスパイス類、人参玉ねぎジャガイモ、お皿まで。極めつけは肉! 烏骨鶏、ほろほろ鳥まで幼鳥の頃から育て上げる。「食肉」として。 畑を耕 […]

第9回 『ふたりの桃源郷』と『福島 生きものの記録』シリーズ4 〜生命〜

ポレポレ東中野は素晴らしいドキュメンタリー映画を上映するミニシアターだ。 ここでまた心に訴えかけてくる秀作に出会った。 「ふたりの桃源郷」山口県岩国市の山奥で暮らす老夫婦の25年のドキュメンタリー。 仲の良い老夫婦の淡々 […]

第8回 イタリア映画『緑はよみがえる』

硬いブロンズを鑿で刻み込んだような。いままでに観たことがない戦争映画。 詩的にして先鋭。塹壕に閉じ込めらた兵士たちは目の前を走り抜ける兎にくっきりと立つ落葉松に心を寄せる。 その美しい月明かりの雪原。 「木靴の樹」の名匠 […]

第7回『海峡を越えた野球少年』

胸が温かくなるドキュメンタリー映画を見た。 在日高校野球の選手達が母国に招かれて試合をする。 1982年の代表チームの選手達の今を訪ねるドキュメンタリー。 日本では朝鮮籍を隠し好きな野球が出来る事に喜びを感じて訪れた「母 […]

第6回『名もなく貧しく美しく』

昭和22年(1947)生まれの僕にはこの映画の世界がよく分かる。 僕の同級生にもお弁当を持って来られないのがいたし、酔って暴れるおじさんがいた。 あの頃どこの家の庭にもダリアとひまわりの花が咲いていた。 引揚者住宅という […]

第5回 『ブリッジ・オブ・スパイ』

良い映画は冒頭の30秒でわしづかみにされる。正にこの映画がそうだ。 汚い小部屋。遠く街のノイズ。古本屋が似合う中年男のアップ。 鏡に映して自画像を描いている。突然響き渡る激しい足音とノック。逮捕される男。 男はソ連のスパ […]

冷泉のおすすめ今回は北欧サスペンスの秀作「真夜中のゆりかご」です。

サスペンスなので細かいことは書けない。 でもちょっとだけ。 若い刑事夫婦には赤ん坊がいる。薬物中毒のカップルにも赤ん坊がいる…。 この4人に離婚のショックからアルコール依存症になっている 中年の刑事を加えた5人が作り出す […]

冷泉のこの映画見て欲しいなー。

「イミテーションゲーム」を下高井戸シネマで見ました。 絶対に今や見逃す事の出来ないベネディクト・カンバーバッチの主演映画。 期待通りでした。ドイツのスーパー暗号機エニグマの設定解読に 成功した数学者はゲイだった。コンピュ […]