パトロンプロジェクト新年イベントに参加してきました☆【横浜美術館「石内都 肌理(きめ)と写真」】

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パトロンプロジェクト代表・菊池麻衣子さんと大谷ご夫妻とふとぎょろ

パトロンプロジェクト新年イベントに参加しました♪

横浜美術館で開催中の「石内都 肌理(きめ)と写真」展を貸切!閉館後の展示会場を、パトロンプロジェクト代表・菊池麻衣子さんと横浜美術館学芸員・大澤紗蓉子さんのトークを聞きながら、一般では撮影できない作品も撮影可能。そして、作品鑑賞後はCafé 小倉山で軽食を囲みながらの交流会でした。

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Café 小倉山での軽食

なんて、豊かな気持ちになるイベントなんだろう。イベント開始の挨拶で菊池さんが「アートでハッピーを」という言葉がばっちり感じられるイベントでした。

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菊池さんが気になった作品をメインに、この企画展を担当した大澤さんが石内都とのやりとりや言葉を交えながら作品説明を。

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「作品を視覚的直感でみてほしい」という石内都の提案で、個々の作品説明はありません。なので、最初見た印象と、大澤さんの説明を聞いて作品を見るとまた違った印象になり、二度美味しい気分になりました。

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展示空間も作品の一部と捉えて、各章それぞれ壁面の色、配置も石内都と打ち合わせを重ねて設置されているとか。

私は「the skin」の空間が好きです。

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菊池さん達で写真を撮った「絹」の空間は一般撮影OKとのことです。「絹」展示作品は一点撮影もOKです。皆さんも作品の一部になってみてくださいませね。

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ふとめが引き寄せられた作品たち

「無垢」という空間も引き寄せられたけど、これは自分の眼・皮膚感覚でしか残せないなと、携帯のカメラで撮りませんでした。

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「遺されたもの」という章は、母親、画家フリーダ・カーロ、被爆者の遺品を撮影した作品が並んでいる。「ひろしま」は広島平和記念資料館に寄贈された被爆者の遺品を撮影したシリーズ。

石内都の作品はどれも、写真から匂いや、温度が伝わってくる。埃が流れてみえるものもある。遺品を撮影した作品は、その人物が色鮮やかに蘇る。

「ひろしま」シリーズで遺品を撮影するときに、「あなたのワンピースかっこいい」とか「これ、かわいい」「飛んでるみたいね」といった感覚で撮ったという話が大澤さんの説明の中に出てきた。そういったレンズの通し方だからか、ここの空間は「悲しい」とか「重苦しい」ことはなく、いたって軽やかだ。石内都のレンズを通して、本当に鮮明に1945年8月6日午前8時15分に存在した人物が蘇ってくる。真夏の朝。雲一つない晴天。一日が始まるその時に、数千度の熱線で、その人たちが消し飛んだのかと思うと、胸が痛かった。

横浜の歴史、建物の傷跡、身体の記録、絹が彩る世界。そのレンズの向こう側、石内都という人物と出会える場所。眼で見たままを感じ取れる展示でした。

葛飾ふとめ

 

※画像は主催者の許可を得て撮影したものです。


 

横浜美術館

〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号
TEL:045-221-0300(代表)
FAX:045-221-0317

電車でのアクセス
みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅〈3番出口〉から、マークイズみなとみらい〈グランドガレリア〉経由徒歩3分、または〈マークイズ連絡口〉(10時~)から徒歩5分。
JR(京浜東北・根岸線)・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から〈動く歩道〉を利用、徒歩10分。

企画展【石内 都 肌理と写真】

会期2017年12月9日(土)~2018年3月4日(日)
開館時間 10時~18時
*2018年3月1日(木)は16時まで
*2018年3月3日(土)は20時30分まで
(入館は閉館の30分前まで)
休館日 木曜日(ただし、2018年3月1日を除く)

一般 1,500円(前売 1,300円 / 団体1,400円)
大学・高校生  900円(前売 700円 / 団体800円)
中学生  600円(前売 400円 / 団体500円)
小学生以下 無料
65歳以上 1,400円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)

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