【「知られざる北斎」出版記念トークショー】へ行ってきました。

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ノンフィクション作家 神山典士 と、スペシャルゲスト女優 山口智子 のトークショー、大変貴重で素敵な1時間半でした。

山口智子さんってサバサバとしたカッコいい女優さんというイメージをふとめ持っていたのです。

本日の登場時に、山口智子さんが持っていたのは山のような北斎の画集と自作ノート。画集と自作ノートには付箋がいっぱい。

びっくりするほど勉強家で、一つ「知りたい!」と思ったらとことん追求する人なんだと、本日のトークショーで知りました。

北斎から始まり、レオナルド・ダ・ヴィンチにドガの手記から読み解く、「知ることは愛」という話や、「北斎ブルー」の話になると、中国陶器の青の染付や、着物の藍染の話になり、「青」は東洋の色だったという話も。次から次に出るわ出るわ。そんなによくポンポン、芸術の話が出ますね!?と驚くばかり。

『造詣が深い』って山口智子さんのような人のことを言うのねぇ。

山口智子さんはトーク内で、北斎が「富嶽百景」初編の最後にある跋文を読んで、100歳を超えてもなお絵師として向上しようとする北斎の気概を感じ、人生観が変わったという話もしておりました。

熱く語る山口智子さんをみて「知ることは愛」を体現しているなと思いました。

「富嶽百景」初編の跋文は「すみだ北斎美術館」のサイトページをみてね。
http://hokusai-museum.jp/modules/Page/pages/view/401

スペシャルゲストの山口智子さんのことでいっぱいになっちゃった。これでもトーク内容のごく一部です。神山さんも「知られざる北斎」を書くにあたっての取材量が凄いので、出るわ出るわ「へー!ほー!」の嵐。

「知られざる北斎」に出てくるキーパーソン・林忠正。林忠正の事を知りたいと思った時の神山さんの話もとても興味深かったです。

「知られざる北斎」驚きが沢山ある内容です。冒頭の北斎とは?のまとめは、飯島虚心「葛飾北斎伝」より読みやすい!分かりやすい!(そりゃそうか!)林忠正に迫る辺りや、小布施「北斎館」には、あの国の美術展の影響が!?など、ミステリー小説を読んでいるみたいな気分にもなります。「知られざる北斎」ぜひ。

「知られざる北斎」
https://www.gentosha.co.jp/book/b11846.html

 

(葛飾ふとめ)


新刊「知られざる北斎」に関連した《北斎巡礼の旅|2018》

その中の「安中・磯部温泉北斎セッション」にふとぎょろ出演いたします!お申込みお待ちしております~☆

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「安中・磯部温泉北斎セッション」
《葛飾北斎巡礼の旅|2018》

~北斎が訪れた土地・安中で、北斎の人柄に触れるひととき。~

2018年9月10日(月)18時開演
@磯部ガーデンホテル宴会場

【演目】
・冷泉公裕一人語り「北斎とお栄」
・北斎学芸人葛飾ふとめ・ぎょろめによる唄と漫才
・その他北斎にまつわるトーク予定

浮世絵師・葛飾北斎が本所(現・墨田区)から小布施町まで歩いたコースを辿る《北斎巡礼》

北斎も描いた妙義山がある「安中・磯部温泉北斎セッション」では、俳優・冷泉公裕が一人語り「北斎とお栄」をお楽しみ頂けます。北斎とその娘・お栄(葛飾応為)を、優れたふたりの絵師として、またぶつかり合う親子として、その複雑な関係性を鮮やかに一人語りで紡いでいきます。
また、「すみだ北斎美術館」を中心に墨田で活動している「北斎学芸人葛飾ふとめ・ぎょろめ」も登場。北斎の知られざる人物像や逸話を、賑やかに紹介します。磯部温泉で疲れを癒しつつ、日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎の人柄に触れるひと時をこのセッションではお届けします。

【会場】
磯部ガーデンホテル宴会場
(〒379-0127群馬県安中市磯部1-12-5)

【料金】
ツアー参加者:5,000円(軽飲食付き)
一般参加者:2,000円(食事なし)

【申込先】北斎サミットジャパン委員会事務局
[電話] 054-263-2211
[FAX] 054-263-2218
[E-mail] hokusaisummitjapan@nkbj.co.jp

《葛飾北斎巡礼の旅とは》
江戸時代の日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)
北斎は晩年(80代)に約250キロ離れた江戸~長野県小布施間を4度往復して、巨大な天井画や祭屋台の天井絵を描いた。小布施町は1976年に「北斎館」をつくり多くの作品や祭屋台を保存展示している。その小布施と生涯住み続けた現・東京都墨田区を結ぶルートを「北斎巡礼コース」と名付け、11泊12日かけて北斎の足跡・人生を巡る旅が、この北斎巡礼である。

【葛飾北斎巡礼の旅 URL:https://www.hokusaijyunrei.com

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