「すみだ北斎美術館」開館記念展第二弾前期レポ!
二月四日から「すみだ北斎美術館」開館記念展第二弾「すみだ北斎美術館を支えるコレクター―ピーター・モースと楢﨑宗重 二大コレクション―」が始まりました。
初日に行ってきましたよ!
ベロ藍の濃淡が堪能できる冨嶽三十六景「甲州石班澤」は前期の目玉となるでしょうね。
実物を見て「ああ、そこまでキツい色ではないのね。」と。写真で見ると藍色が結構はっきり見えていたので、もっと実物はキツいのかなと思っていたけど、そんなことはなくて淡い印象でした。
浮世絵は光の加減などで色が飛んでいってしまうから、刷りたて(?)の江戸時代の頃はもしかしたらもっとハッキリしていたのかしらなんて思いを馳せてみたり。
とはいえ、状態がいいものを見られる機会はなかなかないですから是非お見逃しなく!
ピーター・モースコレクションのブースには、ピーター・モースの言葉が展示エリアの随所に書いてあります。いい言葉散りばめられておりますよ。
うん、でもね、これ見つけづらい所にあるのよ。展示品の上に書いてあるものが多いのですが、それが結構見上げないと気がつかない。
展示品を見に来た際は、ぜひ見上げてみてくださいませね。ピーター・モースの言葉も素敵でございますから。
楢﨑宗重コレクションもまた興味深いものでしたよ。
いやー、失礼ながら、宗重?誰それ?チラシのおじさん?といった話から始まるぐらいノータッチでして。(※チラシのおじさんは楢﨑宗重ではありません。)
北斎の作品はそんなにないんでしょ?という気持ちでした。確かに、北斎の作品はあまりありません。ですが、北斎の弟子の作品や、北斎以外の作品も充分に見応えあり。
特に私は溪斎英泉の「新吉原年中行事 十一月酉のまち初雪 扇屋内つかさ」(前期)と、
熊谷守一の版画「猫」(前期)が気に入りました。
特に「猫」はポストカードになっていたら、買って手元に置いておきたかったな。
開館記念展第二弾もとても興味深いですよ。
より北斎に入り込んでいくような感覚がしました。
後期も見逃せない!
是非是非この機会に「すみだ北斎美術館」へ足を運んでくださいませ☆
講座室には、鳳凰の屏風と、お正月イベントで禮生さんが描いた大書(北斎のだるま)が展示してありました。
是非、こちらもご覧くださいませね♪
すみだ北斎美術館に映り込む東京スカイツリー
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