すみだ北斎美術館企画展「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」【2018年4月8日まで開催】

《美人画の北斎》を堪能!すみだ北斎美術館企画展「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」2018年2月14日から2018年4月8日まで開催
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今企画展担当の奥田敦子学芸員とふとぎょろ

学芸人葛飾ふとめ・ぎょろめ、前回に引き続き、すみだ北斎美術館企画展「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」内覧会司会進行と学芸員ギャラリートークのアシスタントを務めました♪

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今回は《美人画の北斎》をたっぷり堪能できる展示となっています。

前期の目玉

葛飾北斎「俳詣おた巻 植物の部」(前期展示)

今回から、ふとぎょろ作品ともに全面に写ってきますよ!だって、作品は美術館で見てほしいんだもん♪

さて、ふとめが清長顔の気持ちになっているこちらは「俳詣おた巻 植物の部」左側の清長スタイルから、右側の少しシャープな宗理スタイルに変化していることが分かる作品。

第一章「北斎美人七変化―美人様式のうつりかわり」は、70年間の北斎美人画風の変遷が分かる作品が並びます。時代の好みなどで、概ね四パターンに分かれているとのこと。ふとぎょろは最初説明を受けた時に「違い?」となっていましたが、奥田学芸員の説明を受け違いが分かるように。展示室内には変遷を解説したパネルがありますので、そちらを見てからだとより作品を楽しめるかと。

結髪

「結髪雛形」(ポーラ文化研究所蔵)

第二章は「華麗なるファッション・ヘアスタイルの世界」は、北斎の画から紐解く「江戸の女たち」の髪型やヘアアクセ、メイクに注目した作品が並び、ポーラ文化研究所が所蔵している結髪雛形や江戸時代に実際に使われていた簪や櫛の展示があります。

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葛飾北斎「枕草子を読む娘」(前期展示)

こちらの注目ポイントは「口紅」

下唇の部分が黒い緑色になっています。文化~文政年間頃に大流行した「笹色紅」良質な紅は玉虫色に輝いていて、塗り重ねると黒い緑色になったとか。

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ふとめは何を見ているとかといいますと、本のタイトルを読もうとしています。

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本のタイトル「枕草子」と書いてあるらしいです。

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あと、本を読む女性の後ろの棚に北斎の画号が!

文字に注目したポイントを教えてくれたのは、すみだ北斎美術館学芸員・竹村誠さん。

ふとめ「竹村さんはどういった作品に注目しますか?」

竹村さん「文字が書いてあるものですね。」

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葛飾北斎「諸芸三十六つゝき茶湯」(前期展示)

見ている作品は違いますが、ぎょろめちゃんに書いてある文字を解説する竹村さん。文字を読んで作品を楽しむのもいいですね。

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葛飾北斎「休茶屋」(前期展示)

こちらは着物の文様が楽しめる作品です。

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着物の文様の解説パネルはじっくり読みたくなりますね。

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北斎文様「かくのしつほう」小紋着物

四階展示室には、葛飾北斎「北斎模様画譜」にある文様で出来た現代の着物が展示してあります。(ケースの柄その他にも、江戸時代当時の化粧道具が並んで展示してあります。第三章「北斎スクールの美人たち」は、門人の様々な画風が楽しめます。門人の作品の中には歌麿風のものがあったりと、北斎が大らかに弟子の育成をしたのではと伺える第三章となっています。

○ふとめが気になった作品はこちら○

ふとめポイント

葛飾北斎「鏡美人」(前期展示)

ふとめポイント2

江戸時代のコンパクトミラー。今も昔もコンパクトミラーに映る女性の顔って綺麗ですよね。北斎の細かい女性の描き方が好きです。

○ぎょろめちゃんが気になった作品はこちら○

ぎょろめのポイント

葛飾北斎「見立文殊図」(前期展示)

の皺だそうです。そこか!

お茶

今回内覧会でお茶の提供をしていたのは「おちゃらか」甘い香りがホワイエに広がりました。

案内パネル

案内パネルの美人たちを真似てみました。

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背景の着物は葛飾北斎「冨嶽三十六景」をモチーフにしたメイドインすみだの一品です。

ビューティーポーズを一緒に決めているのはパトロンプロジェクト代表の菊池麻衣子さんと大谷りえ子さん

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ビューティーフォーメイションも決めましたよ!いつも楽しい撮影ありがとうございます!

「Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~」2018年4月8日まで開催です。着物でご来館されますと「きもの割引」も。春うららかな陽気に誘われて、ちょっと着物で美術館なんていうのもいかかでしょうか。ぜひ、すみだ北斎美術館に足をお運びくださいませ。

 

葛飾ふとめ

※画像は全て主催者に許可を得て撮影しています


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Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~

会期:2018年2月14日(水)~ 4月8日(日)
前期:2月14日(水)~ 3月11日(日) 後期:3月13日(火)~ 4月8日(日)
主催:墨田区・すみだ北斎美術館
監修:村田孝子(ポーラ文化研究所シニア研究員)
協力:ポーラ文化研究所
お問い合わせ:すみだ北斎美術館
観覧料:
一般1000円(800円)

高校生・大学生700円(560円)

中学生300円(240円)

65歳以上700円(560円)

障がい者300円(240円)

AURORA(常設展示室)も観覧いただけます。※( )は団体料金
【きもの割引実施】期間中、着物で来館された方は当日の観覧料が団体割引でご覧いただけます。

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