冷泉のこの映画見て欲しいなー。
「イミテーションゲーム」を下高井戸シネマで見ました。
絶対に今や見逃す事の出来ないベネディクト・カンバーバッチの主演映画。
期待通りでした。ドイツのスーパー暗号機エニグマの設定解読に
成功した数学者はゲイだった。コンピューターの元となるものを作った。
戦争の影の殊勲者。天才数学者は同性愛者だった。
といったともすれば大活劇、どろどろものになりかねない題材を
人間ドラマとして構築したスタッフに拍手!
そして哀しみすら漂わせるカンバーバッチに大拍手。
黄昏のなか不思議なアンバランスでランニングする姿が残る。
廻りの英国演劇界の実力派の競演も見ものです。
実在の天才数学者は同性愛者として実刑判決を受ける。
2年の薬物治療の後自殺ーというテロップが静かなショックを呼ぶ。
そして59年後エリザベス女王は彼の偉大さを讃えて恩赦を発表。
その事で救われる訳ではないが英国という国の奥深さを感じた。
奥深さというならまさしくカンバーバッチの表層的でない演技がそれだった。
人間という不器用な可愛さ。
俳優修行の若者に見て欲しいなー。
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