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私、レッテルを貼り付けようとしてないか?

こんにちは、かわさきみえこです。

 

いやはや、台風関東に上陸しますね!

夏もそろそろ終わりに入っておりますね。

 

さてはて、ワークスタジオは夏休みでした。

 

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夏休みの間、テーマのある日記をつけることになりまして、

写真は各々の日記。

 

今回の日記で一番手が込んでいたのは、竹森さんの絵日記!

 

自画像がうまいことうまいこと、イラストの隠れた才能が垣間見れました。

文字もキッチリ、一マスに四文字入るようになっていたり、起きた時間を書いたりと、まめさが伝わる。

 

日記でも各々の個性が光ります。

 

 

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夏休み明けの稽古に観た映画「日本のいちばん長い日」

 

8月15日

71年前のこの日になにが起こったのか。三時間の作品の中に込められた願い。

この願いが多くの人に届きますように。

 

忘却は人間が生きていく術ですが、メモリーを大事にしなくては、ただの繰り返しをするまで。

国という意識を、私はあまり持ちたくないのですが、

でも生まれた国のことを知ること、起こった事実を伝えていくことは大切なことだと思います。

「教えてもらってないもん、知らないもん」じゃ、済まないことになる。

ちゃんと自分で知っていくことが大切だ。

 

映画の力は凄いと、ワークスタジオに通うようになってから、強く思う。

「日本のいちばん長い日」も映画だからこそ、ここまで実として体感できるのだと。

 

学校の授業で、教科書の字面だけでみても、なんにも感じなかったけれど、

映画だと、印象深く残る。

映画は作りものであるけれど、でも、実として色濃く私の記憶に残る。

演じているということは、嘘なのだけど、でも、それが本当よりも強く伝わることがある。

 

映画の力は凄まじい。

 

 

ちょっと、稽古でセリフ合わせをしたのですね。

そこで、「かわさきはセリフになるとスピードが落ちる。セリフはリズムとスピードだ。」

と、冷泉さんからのダメ出し。

 

ああ、私、「〝セリフ”だから、ちゃんと丁寧に言おう」としてるんだわ。

もちろん、丁寧に伝えないと分からないわけでね、あれなんですけど。

でも、もたつくし、余計なことをしているところもあったな、と。

ただ、普通にセリフを言えばいいし、もっと、言い方も普通でよかったんじゃないか。

あんなにふれくされなくてもよかったんじゃないか。

かわいこぶらなくてもいいし、暗くならなくてもいいし、もっと普通に

 

「普通」って何よ。ってなるけど、「普通」を作るために、体操や、声の鍛練が必要なのかなと思う。

普通っていうか、自然かな。

 

以前より、はるかに滑らかに、自然にセリフが出るようになってた。

 

普通に自然に、それでいて、こめるのよね。

 

冷泉さんがセリフを言う時に、いたって自然だけど、気持ちがこもっているのよね。

でもって、気持ちを貼り付けたみたいじゃなくて、内から溢れてくるのよね。

 

実生活で、普通にやりとりしているときみたいに。

 

気持ちって内からくるじゃない?貼り付けられたラベルみたいなものじゃないじゃない。

 

私、レッテルつけることが演じることだと、どこかで思っているわね。

セリフでそのレッテルを表現しようとしてるんだわ。

 

だらか、セリフも遅くなるし、もたついて変な間やアクトが入るんだわ。

 

「普通」「自然」

 

もっと、もっと、生きてきた中で溜まったヘドロを出して、もっともっと澄みわたる清流を自分の中に。

 

もしかしたら、世の中の需要とは違うものかもしれないけれど、でも私は信じた道を進むわ。

 

だって、私の人生だもの。

人は何か言ってくるもので、少し迷ったりもするけど、

でも、私の道だもの。信じて、突き進むわ。

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七月末に貰った今日の季語

「草いきれ」に「花茣蓙(はなござ)」

 

 

(記:かわさきみえこ)