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ふたくちレッスンを受けて―メンバーの感想・その5

■青木冬太 aoki
 
台本を使った兄弟の2人芝居。アプローチの仕方は違えど、
演技をするうえで大切な要素は変わらないものなのだと、
この3日間のワークショップを受けて感じました。
 
ただその短い期間のなかで、どれだけ自分たちが準備してきたのかも
明確に出てしまうものだなというのも感じました。
今回は3日間のワークショップだから、ではなく、
常日頃の意識が大切なのだと感じました。

 

■吉田愛美
 
私は三日間のレッスンのうち、最終日の途中からのみの参加に
なってしまったため、本当に残念な気持ちでいっぱいです。
 
そのため私は、ふたくちさんがどのように演出なさっていたか
知らないまま、最後の発表会に出ることになってしまいました。
しかし、自分があの役をどのように受け止め、
演じてみたのかを見てもらえる機会となったため、
それはそれで嬉しく思いました。
 
私は周りの人たちと全く違う演じ方で、かなり深刻目に演じましたが、
他のグループをみて、一つの役に対してもたくさんの演じ方が
あることを見ることができ、とても楽しかったです。
 
人は日常、話す相手の言葉を聞き、それに対応して話しているのに、
演技になってしまうと聞けなくなってしまうことが多い。
そのため、演技だとしても、相手の話をよく聞き、
そのときの距離感だったり関係性を踏まえ、言葉(台詞)を発することが
大切だということを改めて理解できました。
 
今回、自分の準備不足もあり、自分の今の力を全て出すということは
できなかったので、この悔しさをバネにし、今後のレッスンだったり、
お仕事に全力で立ち向かっていこうと思います。
 
私は演じることがとても好きなので、
どんな役にも対応できる役者になっていきたいです。

 

■上山諒大
 
冷泉さんが不在のため、7月18日、25日、8月1日の3週に渡り、
ふたくちさんのレッスンを受けました。
 
最初に
1.アクションとリアクション
2.インプットとインテイクとアウトプット
3.ナチュラルとリアル
4.心理的演技と生理的演技
5.意味と心。
 
この5つのことについてホワイトボードを使って説明を受けました。
基礎的なことですが、なかなか難しいことだ、
と感じながら聞いていました。
 
特にリアルな芝居、ナチュラルな芝居、よく耳にする言葉ですが、
その演技はリアルじゃない、とか、ナチュラルじゃないよ、
と言われる度に悩み考えています。
 
どうしても台本をただ読んでいると、つまんない芝居に
なってしまいます。
僕はつまんないって言葉が大嫌いです。
同じ台本をもらっているなかで、人それぞれ感じ方が違い、
表現の仕方も違い、それが面白いのだと感じています。
 
人の演技も見ながらいいところは真似をして、
観ていて違和感のあるところは自分の考える演技を試したりして、
と観ていても学ぶことは多かったです。
 
僕は2日間しか参加出来ませんでしたが、
自分自身の課題も見つけることが出来ました。
セリフのひと言目が時々、ヌルっと入ってしまいます。
特に今回の演技のような、ぶつかり合うシーンは言葉を相手に
刺すようにしなさいと、ふたくちさんから教わりました。
 
他の人が演技している時に感じたことは、
相手がセリフを言っている時の受け方が大切だな、と思いました。
どのセリフをどう受けるか、セリフを言ってない時の心の動きを
観ている人に伝えることができる役者になりたいです。
 
もっともっとこれから勉強していきたいです。基礎を学びながら、
実践し経験して、たくさん挑戦してたくさんダメ出しをもらい、
少しずつ引き出しを増やしていきたいです。
 
また、普段の生活からアンテナを張って自分の感性を磨いていきたいです。
今回学んだ経験を財産にこれからもコツコツ頑張ります。
 
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