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みんなの作文と冷泉さん―才能+努力これに勝ることはない―

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みんなの作文と冷泉さん
週1回提出で、いまのメンバーが10人ぐらいだから、
三週間分とかたまると30の作文を冷泉さんみますのね。
あらあら、作文に囲まれて魔法陣みたいになっていますわ。

最近の作文でキラッと光っていますのは、草田陸

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陸がもともともっている実直さに、
言葉のチョイスが等身大で分かりやすい。

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荒武者ピラス、皆の声を聞いている冷泉さん
メンバーの声は段々とよくなっています。
ほんの少しずつではありますが。
これを実践に繋げていけるかはまだ先の話。
でも確実によくなっています。

「ブログで書きますわ。」なんて言っちゃう、
気がちっさい私。
いやね、冷泉さんと飲んでいる時に、
ちゃんと話せばよかったんだけど、なんか気恥ずかしくてさ。
ほんと気が小さいわね。

話の中で「三宅と草田は芝居のセンスがいいな。」と冷泉さんが。
それを聞いた私は「だから?」って思っちゃったのよね。
いやさ、才能やセンスはあった方がいいに決まっているけれど。
だからどうしたって感じ。
センスがいい組に入ってなくて、悔しかったのかもしれない。
でも、才能やセンスがあるからって、何かが決まるわけでもないでしょ。
私は「ド根性」が大好きだから、才能やセンスがあろうがなかろうが、
1にも努力、2にも努力、3・4も努力、5にも努力。
鍛練が必要だと思うし、継続するってのも、ある意味才能よね。

と自分に都合のよい解釈をしています。

稽古場ブログもなんだかんだ私が書き始めて3年ぐらいするんだもんね。
定期的に発信しているって、これってなかなかの才能じゃない?
とはいえ、レッスンは週に2回はあるのだから、
ネタには困らないのよね。
いつも、発見がある。

才能ねぇ。
「かわさきは“何か”ある」と言われてことは多いです。
なので、やっていけるようにも思える。
一回だけ、舞台に立ったこともない小学校の同級生に
「お前なんかに才能ねーよ。」と言われた時は、
「そんなこというあんたは嫌いだ!私には才能あるわ!」
と凄い勢いで噛みついて、縁を断ちましたがね。
うん、私自身は「やってける」自信をなんの根拠もなく持っています。

人にどう言われようが、自分に自信がなかろうが、
「人前に立ちたい」「この仕事をしたい」って自分が強く思って、
それでいて、日々の努力を怠らない。
「いつか仕事が来る」と「売れる」と信じて、
今日も今日とて作文を書きます。

そこに戻るのかいって感じだけど、週1回の作文を欠かさず書くって、
なかなかな鍛練よねぇ。作文を書くためには本を読まないといけないし、
日々なんとなく街歩いているときでもネタ探ししなくちゃいけないし。
字はきれいに読みやすく。
文章も人に伝えることを意識して、声に出して発表するときも、
見ている人に届くように。

…結構なことしているわねぇ。

そういや、会長は常々こんなこと言ってたような。
「才能があるうさぎが努力してやっと得られるものがこの世界で。
でも、かめだって努力すればゴールにはたどり着ける。」

私はかめだけど、努力でなんとかやっていくわ。
だって、私が選んだやりたいことだもん。
あろうがなかろうが、私は信じて、日々の鍛練を積むだけ。

華を育てるのは私自身

(記:かわさきみえこ)