あら、夜分遅くにこんばんわ。かわさきみえこです。
さて、この日から、ワークスタジオに草田りくと吉田あいみが参加となりました。(右奥の二人)
名前の漢字聞くの忘れたな、今度聞こう。
草田と吉田はダンスとヴォーカルはもうすでに参加していたのですが、ワークスタジオはお初。どんな種を持っているか楽しみですね。
この日は、座って話していることが多かったですね。
稽古場発表会の感想、俳優にとって大事なもの、「個性」とは何か、ワークスタジオの体制についてなどなど
発表会の感想では、伊島空と三宅晃幹コンビ「くうこう」これって漢字なのかな?空港?の漫才?をもう一回やってみるかってなって。突発的にやったものをもう一回やると、手順を追うことになって、勢いがなくなって面白くなくなるって話になって、ま、やってみて、鈍足だったわよね。で、冷泉さんが「草田、誰か指名して、このネタやってみるか?」ってなりまして。
草田は冬太を指名してやってみました。
面白いのよねぇ。同じネタでもさ。かっちりセリフ決めていた空と晃幹と違って、相手が何言ってくるか分からなくて、相手の言うことちゃんと聞いて反応している二人は面白かったわね。でも、これ、また二回目やったら、やったこと追うから面白くなくなるのよ。不思議なものよねぇ。
セリフがちゃんとあって、それでいて突発的な反応が、いいバランスであると何回みても面白いのかもねぇ。
ほんと、ワークスタジオは「バランス」感覚を鍛えていると思う。
筋はちゃんとあって、それでいて遊ぶ。とっちらかっているようで、芯がある。
作文やスピーチも重くなり過ぎず、軽くなり過ぎず。真実を話して重くなるなら、軽くするために面白い嘘をいってもいい。
嘘も、面白くて、それでいて、役のファクターと合ってなくてはならない。
ほんと、私は何故こんな面倒なことやっているんだろうね。極端はできるけど、その間のいい案配を、いま頑張って会得しようとしています。
声を歩きながら出すのと、片足立ちになってバランスを取りながら出すのでは、私の声ははっきり違ったようです。片足立ちで声を出すとどうしたって肚を使う。歩いている時は肚を使ってないってことだね。冬太は歩いているのも片足立ちのもどちらも肚を使ったいい声でした。歩いている時と片足立ちの時に身体の違いを私感じられたので、また進歩すると思います。
そういえば、発表会の話での冷泉さんのダメ出しで、「かわさきと青木は正面だけで芝居をしていた。それが正面だけじゃなくて、横に広がり、そして、後ろにも広がり、全方向から芝居ができるといいな」といっていた。「木原と松本は全方向からみても大丈夫だった」とも。
へぇ、面白い。全方向か。確かに、私、正面だけだったと思うわ。でね、この全方向って、全方向から枠で固めたってダメだんだろうね。だって、それって、傀儡になりそうじゃない?
だって、求めているものって、柔軟で自由な身体と芯がある声でしょ?全面から固めたらできないでしょ。
肚の中心がしっかり持てれば、どうにでもできると思うわ。
葛飾ふとめの時は中心を捉えている。まぁ、まだキャラクターのカラーとかもっと研究しなくちゃだと思うけど。「おーし、これもしてまえ!」っと、はみ出ることができる。ぎょろめの事も信頼できるし。そしていい案配で戻ってくることができる。肚の中心を捉えていれば、こんなに自由なことはない。重心といえばいいのか、体幹といえばいいのか。ビー玉ぐらいのコロコロとしたずっしりした玉…「コア」かな。私のコアをしっかりもてれば、役のファクターを自分のコアに乗せれば結構自由がきくんじゃない?冬太が演じている竜太の前に立って、相手を信頼して、立って居られると思う。
あるテンプレの春子をただやっていたようにも思うし。そりゃ、本番の時は居直って、少し軽やかだったけれど、結局は相手を信用できなかったし、自分がどっかにいってしまいそうだったもの。
しっかり、春子を手中に収めておきたいと思っていたもの。でも、手放さないといつまでたっても、固い傀儡のままだ。
うん、私は声の芯を捉えていく過程で、自分のコアもできてくると思う。
松本と、木原は少しずつ自分のコアを捉えてきているのかもね。もともと松本は声の芯はあると冷泉さんがいっていたから、それを育てることをしていくのかしらね。
あ、そうそう、ワークスタジオメンバー!もっとほかのメンバーのも読んでみたいなぁ!っていうご意見頂戴してますから、ぜひチャレンジしてねぇ。とはいえ、人気ブロガーのかわさきみえこの前じゃ、あれかね。できないかね?ま、気楽に適当でいいのよ。私も、冷泉さんの言った言葉メモしたいのと、ここでグダグダ考えて見えてきたらラッキーだし、見えてこなかったら考えるのやめるってな感じなんです。
あと、せっかくブログが開設されているなら、不定期でも更新していった方がいいと思うし、毎週何かしらレッスンで思うことがあるから、書いているだけなのよねぇ。うん、下品とかじゃなかったら、稽古場内の話だったら、こんだけグダグダ考えてもいいんだぜ?それにさ、人前に立ちたいって思っているから、さ、目立ちたいんだよね。注目されたいっていうかさ。ブログは以前から食べ歩きのブログとか書いていたからさ、苦じゃないし、適当に書いているのよねぇ。で、書いたら書いただけ、結構反応あるのよ。これまたびっくり。そいういうところをちゃんとみる場所なのだと、嬉しいと思いつつも、背筋がピシっともします。
適当にやって、三年かそこそこ続けています。これも私の一つの表現になってます。
木原さんがさ、や、うちがね「木原さんは、ふとぎょろの事務的な書類作成しているから、いいんじゃないの?」って言ったらさ「ふとぎょろのブログはそれでいいかもしれないけれど、稽古場ブログはただの怠慢だもの!」ヌン!ってなっていて、面倒な面ねぇと思いつつ、そういうところが可愛くもあるわよねぇ。と思ったり。
こんなにグダグダ書かなくても、ちゃんと名乗っていい写真と一言コメとかあればいいと思うわよー。(画像は一つ以上ないとちと見栄えの問題がね。)
冷泉さんがびっくりすること言うのよねぇ。「俺はかわさきが書いた稽古場ブログで勉強になることがある。」って、稽古の終わりにメンバーにいっててさぁ。わあ、あなたがそれを言いますかと。まじですかと。ほんと、ただ、更新されないブログがあるのはいやだし、なんだ、稽古場以外の「仲良くやってまーす☆いえーい☆ズッ友だぜ!」みたいなのここでやっても寒いなぁと思っているから、冷泉さんが言った言葉のひっかかったものだけ残している。
あ、冬太が変なこといってたな「みえこさんって冷泉さんの言葉、携帯にメモっているんですね。」って。冷泉さんが話している時に携帯触っていたからかな。(人が話している時に携帯は触っちゃだめだぞ!)メモはまったくとりません。冷泉さんのも、あ、長濱さんのレッスンも最初携帯にメモっていたけど、時間の無駄だなと思ってやめた。結局メモッた段階で終わってしまっている時あるし。やめた。ひたすら、実践するのみ。
ワークスタジオリンクはもう大抵がむしゃらに実践するのみだな。
や、あ、うん。冷泉さんが勉強になるっていうってさ、なんか、もう、ふぁああってなるわ。まだ自分のコアをつかめず、おどおどと固定概念にしがみついている者が書いたものみて、そう言う。冷泉さんが話してくれた、杉村春子の話を思い出す。劇団の研究生が演じた「女の一生」からヒントを得る杉村春子。
なんて純粋にお芝居を追求しているのだろうと思う。私もそうでありたい。純粋な気持ちでずっとお芝居と寄り添っていたい。
かわさきみえこ