FMG稽古場日誌|北青山チャンネル
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セリフを言う為のリアリティ

2016年6月5日/0 コメント/カテゴリ: 1稽古, 稽古場日誌 /作成者: keiko

最近の稽古はモノローグつくりをしております。
各々が人物とその人物の独白を作っております。

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相手を置いて独白の稽古もしたり

なんだか被写体がウーロン太さんばかりですが、
各々、人物を作っております。

その稽古の中で、冷泉さんが言った一言がいま私の中でずっとぐるぐるしています。

「(セリフを)言う為のリアリティ」

そのセリフを言う為に、そのセリフを言う前のどんなやりとりがあったのか、
仕草はどうしているのか、人物は何を思ってそれを言うのか。

ひと言いう為に、どれほどのことを考え、そして、それを説明過ぎず、表現できるのか。

リアリティのために、いい嘘をついていく。

リアルを求めるのに、嘘をついていく。
リアルは生ではないのだ。
最近、なんとなくわかってきた。
生のままやってもそれは不快だったりする。
エンターテイメントへするのには、「いい嘘」が必要だ。

そのいい嘘をつくことで、コントではなく、スケッチになっていく。

スケッチのあたりになるともう、私はちんぷんかんぷんなんだけどね。
リアルは生のままやったらいいんだ!なんて固定概念。最近、やっと崩れてきた。

そいうえば、固定概念といえば、
最近のスピーチは歩く部分にお題がある。
この間は子どもで歩いたり、老人で歩いたりといったお題に。
老人となるとみんな腰を屈めて、のっそり遅く歩く。私もしかり、のっそり。
確かに、のっそり歩く老人もいるけれど、結構きびきび歩いている老人をみるし、
腰よりも、ひざや背中が曲がっている人もいる。
いかに、自分が記号でしかとらえていないのだと感じた。

人物を作るときに記号にしてしまえば早いけど、果たしてそれだけでいいのか。

演じるということはもっと繊細な作業のように思う。

ただ突っ立てても、演じていれば成立する。

はぁ、言葉で言うには簡単だけど、この間の大人数の先攻後攻のとき、私なんもしないで突っ立てたわよ…。
まったくもって、playするって繊細であり、大胆であり。本当だったり、嘘だったり。表裏一体。

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人物の表現もさることながら、言葉の勉強も。
少し昔の言葉がいともたやすく消えかかっていると感じた。

言葉は変容していくものだろうけど、言葉を扱う俳優という仕事をするには
しっかりと、昔あった言葉も知っていくべきだろう。

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昔の名画もしっかりと観ていくべきだろう。
とはいえ、私もワークスタジオに通うようになって、名画をいうものに出会った。
この「サーカス」も、稽古場にあったので観た。
チャップリンの多彩な才能にただただ驚く。
この日はみんなで鑑賞した。
二回目でも、最後の綱渡りのシーンはハラハラした。

歴史の流れに身を置いて、じっと考えを巡らす。
「言う為のリアリティ」とは、なんだろう。

(記:かわさきみえこ)

 

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このブログでは、FMGワークスタジオに参加するメンバーが、稽古を通していろいろ思ったり悩んだり、遊んだりしているところを発信している…だけでなく、FMGの企画する大いなる計画を遂行していく様子を垣間見れる、ちょっと気になるブログです。

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2019年9月24日/0 コメント/カテゴリ: 1稽古, 稽古場日誌 /作成者: futome

時折、冷泉さんは読み終わった本をワークスタジオメンバーに放出していた。 「適当に持っていって」というのもあれば、 「これは〇〇に」と個別で本をくれることも。 ある時、冷泉さんから渡された本が 大櫛ツチ […]

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